断熱材の種類や施工方法 マンション大規模修繕工事 埼玉県

20/05/15

こんにちは。マンション大規模修繕工事のセラフ榎本です。

断熱材は、家の外と中とで熱を伝わりにくくし、室内における夏の暑さ対策や冬の寒さ対策に役立ちます。また冷暖房の効果も高めることができるため節電にもつながります。

今回は、そんな断熱材の種類や施工方法についてご紹介します。

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・種類

断熱材にはたくさんの種類があります。ここでは大きな分類ごとにご紹介したいと思います。

「繊維系」

ガラスや岩石、木材などを繊維状にした断熱材です。繊維の隙間に空気の層ができることで断熱します。なかでもガラス繊維の「グラスウール」は、もっとも一般的で安価な断熱材と言えます。火にも強いので防火にも効果を発揮します。また古紙を原料とする「セルロースファイバー」の断熱材は、高価格ながら環境にもやさしく湿気を調節する調湿性に優れています。

 

「発砲プラスチック系(石油系)」

細かい気泡のあるプラスチックを用いた断熱材です。気泡の中に空気や断熱性の高いガスが閉じ込められています。皆さんの周りにもある発泡スチロールやスポンジのようなイメージです。ポリスチレンやウレタンなど様々な素材があり、もっている性質も多様です。たとえば「ポリスチレンフォーム」は湿気に強く、「フェノールフォーム」は熱に強い素材です。

 

「天然素材系」

羊毛や炭化コルクを用いた環境にやさしい断熱材です。湿度を調節する調湿性に優れており、結露対策に適しています。

 

断熱材はそれぞれ防火性や調湿性、防音性、防虫性など、断熱以外のはたらきについても異なる特徴をもっていますので、あらゆる面から検討したいところです。また施工方法によって使える断熱材も変わってきます。つぎに、断熱材の施工方法をご紹介します。

 

・施工方法

「充填断熱」

柱と柱の間に断熱材を充填する方法です。他の工法と比べると低価格で行うことができ、使える断熱材の種類も豊富であることがメリットです。

 

「外張り断熱」

柱の外側に断熱材を張る方法です。充填断熱よりも隙間ができにくく断熱性に優れている点や比較的施工がしやすい点がメリットとして挙げられます。ただし、断熱材のぶん壁の厚みが増すので、部屋が狭くなってしまう場合があります。

 

「付加断熱」

充填断熱と外張り断熱の両方を施工する方法です。断熱性には非常に優れていますが、そのぶんコストがかかります。

 

今回は断熱材の種類や施工方法について簡単にご紹介しましたが、断熱材の隙間をなくす気密性も重要な要素のひとつです。これには施工の精度が大きく関わります。

暮らしの快適さを左右する断熱材。選ぶ際は慎重に検討したいですね。

マンションの小規模・大規模修繕工事はセラフ榎本にご用命くださいますようお願いいたします。

 

建設本部