漏水診断のポイント マンション修繕 埼玉県

20/05/18

こんにちは。マンション大規模修繕工事のセラフ榎本です。

今回は「漏水診断のポイント」についてご紹介します。

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建物で漏水が発見されたときは、水が出てくる漏水部分だけではなく、水の侵入口をしっかりふさぐことが重要です。水の侵入口として思い浮かびやすいのは、漏水部分の近くにある開口部やすぐ上の屋上などですが、実はかなり離れた場所が原因となっていることも多いのです。また、水の漏れ出ている場所は一か所でも、原因となっている水の侵入口は複数存在しているという場合もあります。

このように漏水の原因や侵入経路を特定することは単純なことではなく、診断の際は注意深く行う必要があります。

 

漏水診断の際には以下のようなポイントを確認します。

 

「設計図書の確認」

建物の規模や構造、立地などを設計図書で確認します。現場調査の際に現状と比較し、不具合などがないかチェックしていきます。

 

「漏水発生の時期」

築年数はどれくらいか、改修工事や設備機器の設置が直前に行われていないかなどを確認します。これにより漏水の原因が推定しやすくなります。

 

「降雨や風向きの確認」

雨水の侵入は、上からとは限りません。不具合があれば時に下方向からも入ってきてしまうのです。そうした可能性を考えながら水の侵入口を探し出していきます。

 

「結露の確認」

結露が漏水の原因となることもあります。結露の水が木材部分を腐食し、水の通り道になってしまう事例もあるので、結露が発生する要因の有無などを確認します。

 

以上のポイントを確認しつつ、漏水の原因となる故障が特に起こりやすい、接続部分などを重点的にチェックします。雨漏り・漏水の主な原因については、以前のブログ記事でもご紹介しておりますので、よろしければ参考にしてください。

水の侵入口を正しく特定し、効果的な漏水工事を行ってまいります。

 

マンションの小規模・大規模修繕工事はセラフ榎本にご用命くださいますようお願いいたします。

 

建設本部