セラフタイムズ2026年1月号
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~小さな鼻の才能~犬の優しい察知能力動物関連大学出身の社員が考えるー寄り添い、気づき、支えてくれる存在ーにおいで病気に気づく!?感じ取るのは病気だけではない33   Column 寒い季節が続きますね。朝の冷たい空気に肩をすくめる日も多くなってきましたが、皆さん、体調を崩していませんでしょうか?風邪をひきやすいこの時期、私たちのちょっとした変化にいち早く気づいてくれる存 在 が い ま す。そ れ は、 人 間 にと っ て 身 近 なパートナーである犬たちです。 犬の嗅覚は、人間の数千倍から 1億倍ともいわれています。犬はこの嗅覚を活かし、がんや糖尿病、てんかん発作などを「におい」で察知できることが、近年の研究で明らかになっています。新型コロナウイルスの流行時には、訓練を受けた犬たちが人の呼気や汗のにおいから感染の有無を嗅ぎ分け、空港などで実際に活躍しました。彼らはウイルスそのものではなく、感染によって変化した人の体の「におい」を感じ取っているのだそうです。 特別な訓練を受けていない犬でも、飼い主の体調や気分の変化にはとても敏感です。少し落ち込んでいるときや、体がだるいときに、そっと寄り添ってくれる。そんな仕草に癒やされた経験がある方も多いのではないでしょうか。言葉を話せない犬たちですが、人の表情や声のトーン、身振り手振り、そしてにおいなどの情報から人の感情を感じ取ってくれているのです。 寒さが厳しい冬こそ、犬たちのように身近な人の小さなサインに気づく優しさを大切にしたいものです。そして、今日もそばで尻尾を振ってくれる愛犬がいたら、‟ 鼻話しい ” 活躍に感謝してみましょう。

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