現場調色とは、特定の色や既存の色に 合わせて異なる色の塗料を混ぜ合わせ、目的の色を作り出す作業全般を指します。この作業は、単に「色を作る」だけではなく、建物の部分的な塗り替えで周囲の既存色に完全に一致させるためや、紫外線や雨風によって経年変化した外壁などを新築の色見本や元の色ではなく、現在の色に合わせて調色することで、補修部分だけが目立つことを防ぐためです。調色は、色の三属性(色相、明度、彩度)を理解することから始まります。これらの三属性を調整するために、主に以下の原色の塗料を使用します。・色相調整用の原色…赤、青、黄などの高彩度の色・明度調整用の原色…白(明度を上げる)と黒(明度を下げる)・彩度調整用の原色…グレー(彩度を下げる)や濁りの元となる色(補色)など 一般的な手順と方法は、まず見本色を正確に把握して、最も見本色に近いベースカラーを選びます。色相・明度・彩度を目的の色に近づけるための着色剤を、ベースカラーに少量ずつ添加します。具体的な調整としては、赤み、青み、黄みなど色相の調整、白や黒を加えて明るさの調整、 グレーや補色を加えて鮮やかさの調整をします。特に、暗い色や鮮やかな色ほど色が濃く出やすいので、微量ずつ添加し、目標の色のわずか手前で止めることが重要です。調色した塗料を、実際に塗装するときと同じ下地材や、塗装方法(刷毛など)で試し塗りを行います。変わると人の目の色の見え方が変わり、正確な色合わせができないため、必ず太陽光に近い、一定の光量の下で行う必要があります。経験と知識が非常に重要となる熟練の技で、長年の経験に基づく判断力が融合し、えます。そして、最終確認を行う際は、光源が調色は、単なる色彩感覚だけでなく、塗装作業の中核をなす専門技術といVol.0 617
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