建設『タイル』のお話 大規模修繕工事 埼玉県

20/04/21

photo0000-0351皆様こんにちは。マンション大規模修繕工事のセラフ榎本です。
今回はマンション外壁の美装にかかせない『タイル』についてご紹介します。

タイルの語源はラテン語で「ものを覆う」を意味する「テグラ」を由来としています。これが表すように、外装のタイルは建物全体をタイルで覆うのが一般的な使い方です。

現存する世界最古のタイルは紀元前27000年ごろのエジプトでピラミッド内部の装飾に使われていた青釉のタイルと言われています。
日本では6世紀ごろ、仏教伝来とともに大陸から寺院の装飾用として伝えられてきました。敷瓦、化粧板などと呼ばれていましたが大正11年にタイルと呼称を統一されています。
古くから装飾に幅広く使われてきたタイルは美術的価値の高いものも多く、蒐集品として高値で取引される物も存在します。

現在建築物で扱われるタイルは、陶磁器製のものを指すことが多いです。タイルは防水性にもすぐれ、美粧だけでなく建物の保護にも大きな役割を果たしています。タイルは小さなものを何枚も張り付けるという性質から様々な場所に応用することができ、外装だけでなく水回り、屋内の壁、床など用途によって様々なサイズが採用されています。

ところで、タイルは外壁に塗られたモルタルの上から張り付けられますが、このモルタルが劣化してくると接着力が落ち、タイルが「浮く」現象が発生し、これが進むとタイルの剥落につながります。高いところからタイルが剥落し、その下に通行人がいたら大変な事故になってしまいますね。広範囲の浮きが認められた場合、事故を防ぐためにも早期修繕が望ましいでしょう。

大規模・小規模修繕工事のご用命はセラフ榎本にお願いいたします。
建設本部 第一部