呼吸する景観 建設に関わるちょっとした野望 マンション大規模修繕工事 東京都

20/05/08

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皆様こんにちは、マンション大規模改修工事のセラフ榎本です。

突然ですが、筆者にはちょっとした野望がございます。

私たちが大いに関わる建築物が織りなす美しい街並みは私たちの心を穏やかにさせます。意識はしていなくても、住居を出て仕事に行き、仕事先から戻る時帰る家が見えてくるとどこかほっとするものです。
日常生活を送る中で景観は意識せずともある程度の関わりを持つものとして存在しているはずです。

日本では、この景観と建設は別物として扱われ、それぞれの分野がそれぞれ個別に発展しています。

日本は高度経済成長期に多くの建築物が建てられました。しかしこれらの建物は良好な景観や環境よりも経済性が優先され、地域全体の調和や美観、伝統を軽視する傾向が強く、ヨーロッパや諸外国と比べて無秩序な景観が増えていきます。こうした傾向は海外に『建築自由の国』と揶揄されることもありました。一方でこうした建築物が増えていく中、高層マンション建設に関わるトラブルや過度な野外広告の増加などによって景観に対する意識が高まっていきます。

90年代頃から国交省は自らが発注する公共工事において景観・調和を重視するようになり、2003年には「美しい国づくり政策大綱」が策定され、これまで各自治体が定め強制力はなかった景観に関する条例や計画に実行性を持たせることを目的とした『景観法』が2004年に制定されます。
景観に対する意識は日本において大きな範囲で求められるものになってきていると考えられます。

依然として現代において景観と建設はそれぞれ独立して存在している事が多いです。日々時代が進化いていく今、こうした意識の高まりに順応していく必要はないでしょうか?

町や景観、環境は日々移り変わっており、その変遷に建設業は大きく関わっています。ファッションやメディアの流行り廃りのような爆発的なものではなく穏やかでゆったりとした変遷ですが、確実に大きな呼吸をしているのです。
呼吸のための空気を循環させる、風穴のような存在になりたいと、ちょっとした野望を秘める人間がセラフ榎本にいます。

大規模・小規模改修工事のご用命はセラフ榎本にお願いいたします。
建設本部 第一部