建物のライフサイクルコスト マンション大規模修繕 埼玉県

20/05/12

こんにちは。マンション大規模修繕工事のセラフ榎本です。

 

今回は、「建物のライフサイクルコスト」についてご紹介します。

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私たちの身のまわりにある様々な製品や建物は、材料調達~製造~利用~廃棄という各段階においてあらゆる費用を必要とします。そうしたモノにかかる一生分のコストを「ライフサイクルコスト」もしくは「生涯費用」と呼ぶのです。

 

建物におけるライフサイクルコストは、躯体や構造物の企画・設計にかかる費用から始まります。そこから製造・利用・修繕・解体処分をしていくのに必要となるコストのすべてがライフサイクルコストです。具体的な項目としては建設費、水道光熱費、管理保全費、修繕費、解体費などが挙げられます。

 

新築のライフサイクルコスト全体に占める一般的な割合を見ていくと、建設費が15~20%、それ以後にかかる費用は80~85%ほどであると言われています。このように初期費用よりもその後にかかる費用の割合が非常に大きくなるため、企画の段階で、初期費用だけでなく建物の解体までにかかるトータルな費用を把握し、意思決定をすることがライフサイクルコストの費用対効果を考えるうえではとても重要です。

10年目にどこを点検・修繕し15年目にはどこを点検・修繕する…というように、どの時点でどのようなメンテナンスをするかスケジュールを立てていくと、かかるコストも分かりやすくなります。

 

ただし、環境の変化や時代の流れなどにより予定外の出費が必要になってしまうこともあります。建物のように長期間使用するものは特にそうした出費がかさんでしまうものですので、考慮したいところです。

 

よろしければ皆さんも、大きなお買い物などをすることがありましたら是非ライフサイクルコストについて考えてみてください。

 

マンションの小規模・大規模修繕工事はセラフ榎本にご用命くださいますようお願いいたします。

 

建設本部