マンション大規模修繕工事 埼玉県 川口市

23/02/20

マンション管理組合の皆様には平素からご厚情をいただき心からお礼申し上げます。お陰様で弊社の基幹事業であるマンション大規模修繕工事は順調でございます。前年度の売上高は45億円でそのほとんどがマンション大規模修繕工事でございます。今後もマンション大規模修繕工事の専業会社として、マンション管理組合の皆様方のお役に立てるよう頑張ります。どうぞ宜しくお願い致します。

梅の花が咲くころになりましたが、まだ寒い日が続いていますので、管理組合の皆様にはお身体ご自愛くださいませ。

さてこの時期になりますと毎年の事ですが、足場組立工事がとても多く行われます。足場の組立前に足場設置届を提出致します。足場設置届に関しては労働安全衛生法(1972年法律第57号)及び、労働安全衛生規則(1972年労働省令第32号)によって定められています。従いまして仮設足場を設置する際には、事前に「機械等設置届」の提出が必要とされています。添付書類は「案内図・工程表・平面図・立面図・詳細図・足場部材等明細書・構造計算書」でございます。

この届出が必要な工事の基準は、労働安全衛生法の規定により「足場の高さが10m以上」「組立から解体までが60日以上」でございます。弊社で行われる大規模修繕工事は全て必要になります。足場組立工事開始の30日前までに所轄の労働基準監督署長に提出致します。工事は提出した計画通りに組上げて行きます。

足場の組立と解体工事はお住まいになっている皆様や通行人の方々への第三者災害に直結する可能性があるため全神経を注ぎます。皆様の現場を担当させて頂いている社員の全神経を組立~解体工事に注ぎます。万が一の第三者災害は許されるものではありません。会社全体で意識を共有し緊張感を持ち全力で臨みます。現場でのルールを守り居住者の安全確保を最優先し足場を組上げて行きます。フルハーネスをつけた鳶が規律正しく慎重に組上げて行きます。各現場の足場組立作業は幾十の安全対策を施しながらでありますので、指示命令が行き届いており万全な体制で臨んでいます。

私は昭和41年生まれで4月に57歳になります。30年以上前の話ですが私が社会にでたときの足場はまだ丸太足場(現在は神社仏閣等の文化財の工事で使われる程度)がございました。ペンキ職人の親方に指示をうけながら戸建住宅に丸太足場を組みました。道具はノコギリとシノと番線と番線カッターです。トラックから丸太をおろして運びます。今は当たり前なユニックなど塗装店が持つはずがございません。この丸太は重いので運ぶのは若い私が担当していました。単管パイプならば複数本運べますが、丸太は1本づつ運びます。運ばれた丸太足場を熟練の塗装工が自在に組上げて行きます。

また足場板は今は鋼板の足場板ですがラワン材の物があり水を吸っていると極めて重い足場板になっていました。「修~足場板20枚詰め」と言われますといそいそと資材置場に行き杉の板を探します。しかし杉の板は軽くて人気があるため、ラワン材の雨を吸った重いのがいつも残っています。これを2枚づつ運びます。あのずしりとした重さは今もほのかに残ります。現場に行くと足場材を触りたくなるのはそのせいでしょうか。時代の流れで建築物の修繕では丸太は使われないようになりました。これも懐かしい思い出です。

弊社はマンション大規模修繕工事の専業の会社でございます。皆様の資産価値を高め、皆様の建物を保全する使命感を持って今後も頑張ります。

 

令和5年2月20日

株式会社セラフ榎本

代表取締役 榎本修