目視外飛行とは 大規模修繕工事 ドローン建物調査 埼玉県

2020/07/16

皆様、こんにちは。

「ドローン」と「赤外線カメラ」による建物診断を行っているセラフ榎本です。

今回は、ドローンが活躍する分野についてご紹介いたします。

航空法の基本は「目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周辺を 常時監視して飛行させること」です。目視とは飛行させる者が自分の目で見る事で、双眼鏡を使うことや、他者に監視してもらうことではありません。業務では目視人と言う形で監視してくれる人を立てることも多々ありますが、基本は操縦者自身が機体とその周りを見て状況を把握することが最も大切なのです。

ビルや木々の向こうのように機体が見えなくなる場所に飛行させる事は、操縦者の目視の範囲を超えますので、目視外飛行となり許可・承認が必要です。

 

見落としがちな部分が目視の方法です。

先ほどの説明の様に、他者の監視は目視外になりますが、操縦者が見ていても目視外になる監視の仕方があります。

 

条文内では操縦者が肉眼でと書かれています。メガネ・コンタクトレンズ・サングラスはOK。双眼鏡・望遠鏡・オペラグラス・モニター監視など直接機体を見ていない方法は目視外の扱いになります。大切なポイントは直接見ていると言う部分です。

 

そのため飛行の最中、どのような映像が撮れているかをずっとモニターで見ていることは目視外です。そして、見えていればいいいのか?と言うと単純にそうとも言えません。

例えば、「日差しが強い夏の海で飛行中、機体はなんとなく見えているが、旋回をしたら進行方向を見失った。」と言う様なケースは機体状況を把握しているとは言えませんので、目視外の扱いを受ける可能性が高いです。

また、ずっと機体を目で追っていると機体の認識・把握は難しくありません。しかし、モニターなどを見るために一瞬目線を機体から外してしまうと、その後に視線を戻しても空や雲に紛れて機体が見つからない!と言う事象は、操縦者あるあると言っていいと思います。

そんな時にバッテリ低下のアラートが鳴り出したらフライト経験が少ないとパニックになりかねません。

 

Phantomなどの機体は、その構造から容易に前後左右を見失ってしまいます。しっかりとした機体の状況把握が重要です。

実際に夏・海岸・晴天の状況であれば、300m程度から機体の前後左右は分かりづらくなります。しっかり自分の操縦と機体を頭の中でリンクさせて下さい。

ちなみに、車の免許で眼鏡やコンタクトレンズが必要な方は、ドローンの操縦でも同様に必要です。

 

 

私たちセラフ榎本は状況や環境に合わせての建物診断を行っております。

「ドローン」と「赤外線カメラ」による建物診断について気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

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