浮き部と健全部の温度差発生のメカニズム~ドローン 建物診断 外壁診断 赤外線調査 神奈川県~

2019/07/12

皆様、こんにちは。

「ドローン」と「赤外線カメラ」による建物診断を行っているセラフ榎本です!

 

今回は、浮き部と健全部の温度差発生のメカニズムについてお話ししたいと思います。

熱画像による外壁タイルの浮きの箇所の検出はタイル表面温度の時間変化が浮き部と健全部で異なることに注目しています。

 

建物外壁の仕上げモルタルやタイルが剥離すると、その裏面に空気層ができますが、

密閉された空気層は大きな断熱性を持っているので、その部分では空気層の外壁表面側と内部躯体との間の熱伝導が小さくなります。

 

 

したがって、日射が当たったり、外気温が上昇して外壁表面温度が高くなる時には、

途中にこのような空気層が存在するとその裏側へ熱を伝えにくいため、健全部に比較して高温になります。

 

逆に壁面にあたる日射が減少したり、外気温が下降して壁面温度が低くなる時には、

空気層がある部分は躯体からの放熱を遮断するので、健全部に比例して低温になります。

 

 

私たちセラフ榎本は、状況や環境に合わせての建物診断を行っています。

「ドローン」と「赤外線カメラ」による建物診断について気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

営業企画部