マンション大規模修繕工事 電動車用充電設備導入工事

22/12/12

 

平素からマンション大規模修繕工事に関しましてご厚情を頂き心より厚くお礼申し上げます。

今後もどうぞ宜しくお願い致します。

 

世界的に電動化への動きが加速する中、東京都は2030年に新車全てを電動化すると発表しております。

世界と同様に日本国でもマンションの駐車場への電気自動車(EV)とプラグインハイブリット車(PHEV)の充電設備の導入は電動車の普及と共に避けては通れないものでございます。

2035年までに日本国では新車販売が電動車100%になることからマンションの居住者の皆様と電気自動車用の充電設備を考える時代となっております。

弊社におきましてはマンション大規模修繕工事と共に充電設備でもマンション管理組合の皆様のお役に立つべく頑張ってまいります。

 

マンションの電気自動車の充電設備は普通充電と急速充電がございます。

普通充電は出力が3KWや6KWがございます。普通充電器は充電設備1台では3KWか6KWを選択します。

例えば軽EVの日産サクラのバッテリー容量は20kWh1ですので、3KWの普通充電6時間ほどで満充電になります。

日産リーフベースモデルのバッテリー容量は40kWh2ですので3kW出力の普通充電約12時間で満充電になります。

同時に何台の車を充電するかによって充電器の台数が決まります。また普通充電以外では急速充電がございますが、急速充電器を背設置するには25KW~150KW程度の大きな電力が必要になります。

今まではマンションに急速充電器の設置は不可能でありましたが、国がマンションへの充電設備促進のために、電気事業法を改正しマンションが充電設備を設置しやすいように、専用の電気契約を別途に電力会社と結べるように致しました。

これを同一敷地内で複数の電気需給契約が可能になった特別措置と申します。

 

マンションでの充電器の設置金額は様々ございますが、例えば電源供給元が共用分電盤で単相200V、配管20M前後で壁付けコンセントタイプ3KWが1台では既存分電盤からの供給の場合は税込の工事費で約45~50万円(概算)、4台では120万円~130万(概算)、6KWが2台では190万円~200万円(概算)となっております。

基本的な内訳は3KW1台の場合ではございますが下記の通りでございます。壁付普通充電器1台・配線遮断器・電材・雑材消耗品費1式・充電器設置工事1式・配管配線他関連工事1式・試験検査1式・諸経費1式となります。

特別措置法を利用した低圧受電ではコンセントタイプ3KWが10台で架空配管60M前後で1200万円~1250万円(概算)で、6KWが10台で60M前後の配管埋設ですと3100万円~3200万(概算)となっております。

一方、急速充電で架空距離20Mの場合30KW1台の設置工事費用は800万~850万円(概算)となっております。

この概算金額及び内訳は一般社団法人マンション計画修繕施工協会発行の既存の分譲マンションへの電気自動車・プラグインハイブリット車充電設備導入マニュアルの概算金額を参考にして弊社の金額を鑑みた数字となっております。

また要望や現場状況により上下する概算金額と内訳も変化することをご理解頂くと幸いに存じます。更に工事においては国や東京都の助成金がついておりこれらを有効活用することによりお得な設置ができるものであると思います。

 

2025年の大阪・関西万博では、大阪万博関西国際空港から会場の夢洲まで空路を快適に移動可能な「空飛ぶクルマ」によるエアタクシーのサービスが話題の中心になりそうです。

2050年カーボンニュートラル宣言を踏まえて2030年~2035年には空飛ぶ車の充電設備も施工をしているかもしれません。

マンション大規模修繕工事の施工会社として未来を見ながら歩んでまいりたいと存じます。

 

令和4年12月12日

株式会社セラフ榎本

代表取締役 榎本修