マンション大規模修繕工事のアフターメンテナンスと2024年 オリコン顧客満足度®調査 マンション大規模修繕 関東ランキング 第4位

25/06/02

 

平素からご厚情を頂き厚くお礼申し上げます。マンション大規模修繕工事の専業の会社としてマンション管理組合の皆様のお役に立てるよう頑張ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

弊社は7月が決算期であるため、来月で企業会計上の1年が終わります。マンション管理組合の皆様には本年度もお世話になり、心から厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

さて弊社は創業が昭和38年であります。時代の変遷と共に榎本塗装店から(有)榎本塗装店、榎本塗装㈱、㈱セラフ榎本と社名変更をしております。私が入社した時は榎本塗装㈱でしたが、社長新任後に榎本塗装㈱から㈱セラフ榎本に社名変更をいたしました。建設業におきましては昭和に創業した会社で社名にカタカナを入れる会社は少なかったような気がしますが、平成に創業してきた建設業からカタカナを社名に取り入れる会社が増えたと仄聞をしております。

 

時々ですが「セラフ」の意味はと聞かれます。セラフとは天使ですとお答えしております。その後に、弊社のキャラクターである天使のセラフちゃんも登場しました。

社名を変更した理由は、社員から「榎本塗装だと塗装会社のようで、今後元請けとして改修工事を伸ばして行くのならば思い切って塗装の文字をなくしては」と進言があったことから検討をしました。セラフ榎本は24画で商売するのに良いと教えられ、この社名に決めました。

 

今回はアフターメンテナンスについて記載をいたします。私のアフターメンテナンスについての思いの始まりは15、16年前の2010年前後に管理組合の理事長様からお話を頂いたことです。

売上高が現在は50億円近くに上りますが、2010年頃は10億円に満たない規模でした。2009年の、あるとき管理組合の理事長様から連絡があり、見積りの機会を頂戴しました。受注させて頂けるよう頑張りましたが、結果は惨敗でした。なぜ負けたのかを理事長様に聞かせて頂きました。

「セラフ榎本の資料を見ると、アフターメンテナンスの記述が貧弱であり、更には組織がどうなっているのかわからない。東京都内のY社はアフターメンテナンスの部署があって、アフターメンテナンスが良さそうだ。セラフ榎本さんより値段は高いけどY社に頼むことにした。」自身の力のなさを痛感した瞬間でした。当時は顧客の要求を満たしていない会社でありました。今思うとありがたいお言葉であったと思います。

 

その後に私の決意としてアフターメンテナンスについて確立をさせて行きました。アフターメンテナンス専門社員を随時雇用しアフターメンテナンスチームを強化し始めました。現在は7名体制であります。1年目3年目5年目10年目と定められた年にアフターメンテナンスを行います。

弊社の資料に顔の見えるアフターメンテナンスと記載させて頂いております。顔の見えるアフターメンテナンスの命名は私がつけました。その理由は受注時のプレゼン資料での説明にございます。施工前のプレゼン資料は現場代理人の顔写真と現場経歴を記載し現場代理人が工程や品質管理等を説明いたします。ここで「よし、セラフ榎本に決めよう」となりますと、施工をさせて頂くことができます。その後、居住者様説明会にて現場代理人が管理組合の皆様に工事の詳細を説明させて頂きます。契約後に工事着手となります。施工の際は現場代理人が常駐し、お引渡しまで責任を持ってまいります。業者選定~ヒヤリング~内定~契約~居住者説明会~施工~お引渡しまでは、理事長や理事の皆様や修繕委員長や修繕委員の皆様は、大規模修繕工事の施工を成功させたいと言うお考えのもとで関心を持って運営をされています。居住者の皆様もそう思って足場があって生活に支障が生じているにもかかわらず、我慢して頂きご協力を頂いております。お引渡しをさせて頂きますと足場はなくなり、施工時の不便さが解消され、建物の機能性が上がり、新しい防水や塗装により建物の保全が保たれ、もとの生活に戻って行きます。

その戻っている1年後からアフターメンテナンスが始まります。お引渡し前まではアフターメンテナンスチームの顔は見られません。しかし1年後は確実にアフターメンテナンスチーム社員の働く場が訪れます。1年後を見越して顔の見えるアフターメンテナンスを展開して行きたいという思いであります。

 

アフターメンテナンスチームは現場を良く知っており、報告も受けています。社長として日々考えなくてはならないのは、総務部所管の人事労務から資金繰り、営業企画本部所管の工事の受注や売上、建設本部所管である、居住者の皆様の声、工事の進捗や工事の安全と品質、広報チーム所管の広報全般と言った様々な事がございます。これらは日々新しく進捗して行きます。その中でアフターメンテナンスは1年前、3年前、5年前、10年前に戻り、管理組合の皆様の建物の状況がどうなっているのかを見ることができます。これは大変貴重であると思います。施工を振り返ることができるためであります。

 

アフターメンテナンス担当者が「社長!5年前に施工した板橋区にある○○○○マンションの北側のタイル面の件ですが」と話に来てくれます。組織で動いていますので、アフターメンテナンスの担当者→グループリーダー→担当役員→建設本部長→榎本修と書類が回ってきます。しかし私に直接話ができる環境を作っているため、気軽にアフターメンテナンスの担当者が声をかけてきます。これで良いと思っています。

 

施工管理やアフターメンテナンス、会社の体制をマンション管理組合の皆様に評価され、2024年 オリコン顧客満足度®調査 マンション大規模修繕 関東ランキングにおいて、第4位を獲得できたのかと、とても嬉しく思います。弊社に工事をご発注頂きました、マンション管理組合の皆様に心から感謝申し上げます。

 

令和7年6月2日

株式会社セラフ榎本

代表取締役 榎本修